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コンシーラーのいいところご紹介

学問として確立し体系化されていく裏には多くの骨折りがある。
論ができあがるまでに、M自然医学理論の柱は、骨髄造血説の否定と腸造血説、白血球の血球由来説と血球の分化説、ガン細胞の血球由来説より成り立っている。 これらの説は密接に結びついている。
1940年代後半〜50年代にかけてM氏は血液生理学の研究を皮切りに、食と血のつながりについての生理学的研究に没頭する。 そのなかで、血球分化説、細胞新生説など新しい理論に到ったのであった。
M自然医学理論の原点学術的に厳しいふるいにかけられて残ったら、学問として体系化ざれ世に認められる。 このようなヒエラルキーを有した考えは、科学的には必要なことであるが、そのふるいが問題である。
学術的に検定をかけて仮説の有効性を検証することに関しては賛成だが、政治、権威といったふるいだけは勘弁してほしい。 学問の発展の妨げになってしまう。
しかし、このような黒幕、黒いふるいが現存していることは、様々な社会的矛盾を鑑みればおわかりであろう。 そんな状況下、妥協、迎合を許さず信念を貫き通した医師がM氏である。
M氏が現在に至るまで数多くの業績を残してきた。 その歴史的事実を知ることは、今後の医学界の発展の上において大いに役立つと考えられる。

以下、その要点を紹介してみよう。 新宿御苑の池に生息する食用ガエルのオタマジャクシの血球観察がM氏の学説の原点となった。
医学生時代、M氏はオタマジャクシにある疑問をもったのである。 「手足のあるカエルとないオタマジャクシが、なぜ、血液の状態が同じなのであろうか。
」この素朴な疑問に対して、オタマジャクシには骨髄がほとんど無いわけだから、血液は骨髄とは別の組織で造られるに違いないと考えた。 現在、血液はどこで造られているかという質問を、医学関係に従事している方にしたら、おそらく口をそろえて骨髄と言うだろう。
それは当然であり、そのように教科書に書かれているから、普通に学習したらそんな事に疑問なんか持たないだろう。 しかし、M氏は鋭い感性で自然を見つめていたので、定説に固執することなく、あくまでも自分の感性を信じて疑問を持ち続けた。
M氏は造血が行われる別の組織を、骨髄のない腔腸動物、環形動物といった原始的な動物にも血球が存在することより、腸管に求めたのである。 そして、腸造血理論が誕生した。
学説の内容の詳細をご覧になりたい方は、『自然医学の基礎』の一読をお勧めする。 これは、医学的知識をお持ちでない方でもわかりやすく読むことができる。
また、学術的にさらに掘り下げて把握したい方は、『血球の起源』を参照して頂きたい。 『血球の起源』は、生体の中を縦横無尽に駈けめぐる血球の重要性をとことん追い求めた名著で、1960年に世に送り出されている。
本を開いて、驚くようなことばかりが実験という裏付けとともに記されている。 腸造血学説は、根拠があるから自信に満ちあふれている。
読んでいるうちに、吸い込まれるように血液の世界に入っていける本である。 この疑問を見事に払拭してくれた実験が、M氏によるウサギ(家兎)による骨髄血管結紫実験である。

ウサギの四肢骨にある骨髄と連絡する血管を結紫または焼灼することによって骨髄と血管との通路を完全に断絶させた。 骨髄造血説が正しければ、血球を産生すると言われている骨髄との連絡通路である血管を遮断してしまったのだから、全身を巡る血球が足りなくなり、何らかの症状が出るはずであるといった理屈である。
疑問の余地もない実に簡単明瞭な正当な理論である。 その結果を以下に記す。
「赤血球はこの骨髄血管の結紫によって、約40%ばかりの減少を一過性にみせるが、それは10日間ないし2週間でほぼもと通りに復元する。 また白血球は、赤血球とは正反対に約2倍の増加をみせ、やはり2週間ぐらいでもとに戻る。
いま述べた赤血球の減少は、一見、骨髄で生成された赤血球の循環血液中への流出阻止のようにも思える。 しかし、赤血球と同様に、骨髄で生産されているといわれている穎粒白血球が、赤血球の減少とは逆相関性に増加するところをみると、この場合の変化を、骨髄でつくられた血球の足どめ現象であると理解するわけにはいかない。
」(『血球の起源』より)これはいったい何を意味しているのか。 定説を白紙にして柔軟に考えれば、骨髄造血のみを肯定するのは苦しくなってくる。
ウサギは哨乳類で陸上動物なので、造血機能を考える上で人間とそんなにかけ離れていない。 その他、戦争で上肢や下肢が切断された負傷者の血液を観察し、赤血球の量が健康正常人と変わらないどころか、逆に多いというデータも得ている。
腸造血理論血液の研究のあらましを簡単に説明しながら、腸管造血理論を説明してみよう。 現在、大学医学部で教わっている骨髄造血説はいったいどこから来たのであろうか。
骨髄造血説は、1920年代〜30年代にK、Jらの実験で、ニワトリやハトの骨髄組織における造血現象を確認したところを起源とし、この実験結果を土台にして、骨髄造血理論が誕生した。 しかし、ここに大きな落とし穴があった。
それは、その実験動物が10日間絶食させられ、いわば飢餓状態にあったことである。 このように、この理論は、生体が非生理的条件下におかれた実験より生まれたのである。

この事実だけでは、非生理的条件下による骨髄造血説を肯定することはできるが、腸造血理論の否定をしたことにはならない。 現代医学の見解である骨髄造血が成されている場所は、四肢の骨である長管骨がほとんどであり、そこは年齢を重ねるにつれて赤色骨髄から黄色骨髄という脂肪組織に変わってしまう。
骨盤や脊椎以外の骨は比較的早くに造血機能を失ってしまう。 骨と比較して表面的にも莫大な広さになる腸管に造血機能を求めるのが自然ではないかとM氏は考えたに違いない。
赤血球からリンパ球へ。 血球分化説腸造血理論と関連させて、血球分化説をM氏は主張している。
これを裏付ける多くの研究成果が、日本生理学会で発表されている。 小腸でのモネラから赤血球母細胞そして赤血球への発展分化に止まることなく、さらに赤血球から様々な体細胞へと分化していくのである。
M氏の著書『自然医学の基礎』の表紙を飾っている腸造血を裏付ける切片標本の写真には、はっきりとモネラが赤血球を学んだ赤血球母細胞へと連続的に変化している様子が映し出されている。 モネラとは、細胞の形をしていない生命、いわば原形質物質のことをさし、かつてドイツの生物学者Hが無機質と生命徴候があるものとの溝を埋めるために考案した概念である。
モネラについては、賛否両論があるものの、生命の起源を考えるうえで決して見すごすことのできない概念である。 M氏は、モネラを食物がドロドロになった粥状のもの(食蕊)とし、これを食物と生命の中間形態として捉えている。

Hは「卵黄球は自然に僻化し赤い斑点ができる。 これは、紛れもない赤血球であり、これらがやがてつながり血管となっていく」と、卵黄を栄養として赤血球が自然発生し、生命とは食物由来であることを示唆した。
よって食物如何によって生命が大きく変わってくる。 生きた食物から生きた血球、体細胞が生まれる。
ここに生命の連続性を感じさせる。

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